Research Groups

神経生理G(平田グループ)

魚の空間識形成神経機構解明と空間識操作法開発


魚類を用い,ヒトを対象とする心理グループと密に連携しながら神経生理実験を実施し,空間識形成の神経メカニズムを明らかにする.その際,数理グループで構築する空間識形成過程理論に基づいた実験パラダイムを構成する.また,理論構築の各段階において理論予測の検証実験を実施する.得られたデータや解析結果は数理グループと逐次共有し,理論構築に活用する.中間時点からは,理論に基づき空間識操作を実現する人工異種多感覚刺激デザイン法を開発し,心理グループと協働でその有効性検証実験を実施する.

数理G荒井グループ

空間識の幾何モデル構築


空間識失調を適切に扱える数理モデルを構築し,他グループの実験結果の解釈や制御への応用に繋げる基礎理論を構築する.この目標のため,「サブリーマン幾何学」と「位相的データ解析」という先端的な数学理論や手法を導入することが特徴である.

心理G川合グループ

感覚統合による空間識・重力覚の理解と仮想感覚の創出


視覚,前庭覚,体性感覚を実験的に操作することで,これらの異種感覚がどのように統合されて空間識および重力覚が形成されるかを解明する.さらに,重力方向に対する身体軸のズレ,加速度の付加,体性感覚の操作などによって,本来は得られないはず空間識・重力覚が得られるかを検討する(感覚拡張).これらの実験結果を数理グループにフィードバックする.

INTERACTIONS